べっぷ浜脇薬師祭り」賑わう

毎年人気の花魁道中が
華やかに行われた
市制100周年をテーマにした
見立て細工が多く出品された

 別府の夏祭りの最後を締めくくる「べっぷ浜脇薬師祭り」が8月31日と9月1日に浜脇温泉周辺で開催された。台風10号で開催が心配されたが、通常開催となった。ツーリズム浜脇まちづくり推進協議会主催。
 31日は、薬師法要、お接待、ステージ、花魁道中が行われた。法要では、崇福寺の池永哲宗住職が読経を行い、関係者や参加者が焼香をするなどした。その後、子どもたちにはお菓子が、大人にはお饅頭がお接待として振る舞われた。ステージでは、浜脇子ども太鼓の勇壮な演奏で幕が開き、別府大学沖縄エイサー、深夜あき・変面ショー、大衆演劇3代目藤ひろし座長舞踊で盛り上がった。
 花魁道中では、大学生や市職員やカナダとウクライナの参加者も。16人が花魁などに扮して登場。会場周辺を華やかに練り歩き、訪れた人たちから大きな拍手が送られた。
 1日は浜脇ダンスSHOW2024、市制100周年スペシャルステージ・ゆあさみちる歌謡ショーがあり、薬師音頭大会で締めくくった。
 期間中は、風流見立て細工の展示も行われた。見立て細工は、生活道具を使って人物や風景に見立てて作るのもので、別府市の無形民俗文化財になっている。毎年、世相を反映したものが出展され、今年は、市制100周年をテーマにしたものが多かった。特別賞は、市立中央保育所の「わにわにのおふろin別府」と朝見一丁目2区子ども会の「おめでとう!べっぷ100周年おにとわにも大喜び」が選ばれ、訪れた人たちは足を止めて見入っていた。
 からあげや焼きそば、たこ焼き、焼き鳥、フルーツ飴などの出店やキッチンカー、地元の人たちの出店もあり、多くの人が列をなし、賑わった。また、おばけ屋敷もあり、人気だった。