別府市市制100周年で台湾ツアー

大分空港で出発式をし、台湾に向けて出発した

 別府市と一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKは26日、市制100周年記念事業として「直行チャーター便で行く台湾訪問ツアー」に出発した。149人が参加した。
 別府市が台湾への大分空港発着の直行チャーター便を国際線として初めて運行。台湾からは多くの観光客が来日しており、別府市にもコロナ禍前の2019年には、年間約10万人が訪問。昨年度から公式訪問団を派遣するなどして、観光客誘致に取り組んできた。チャーター便の運行により、多くの市民が台湾を訪れることで、台湾への理解を深めるとともに、今年、建城400周年を迎える台南市を訪問。両市の観光交流を通して、別府温泉の認知度向上と連携関係の構築を図る。
 ツアーは、9月26日から29日までの3泊4日。公式訪問団は16人で、台南市政府を公式訪問などするとともに、ツアー参加者との交流会を実施する予定。午前9時15分、大分空港で出発式が行われ、長野恭紘別府市長が「台湾は、別府にとってはもちろんですが、日本にとっても重要なパートナーです。東日本大震災や能登半島地震など、日本が苦しんでいる時には、真っ先に支援してくれるのが台湾です。それぞれに交流を深め、思い出に残る100周年ツアーとなることを祈念します。参加してくれて、ありがとうございます。楽しみましょう」とあいさつ。それぞれ荷物などの検査を受けて、元気に飛び立った。