地域教育や地域振興のきっかけづくりとして、会員独自の視点で色の探究を行っている「地域の色・自分の色」研究会(照山龍治会長)は「血の池地獄こども『色』博物館」を9月28日から10月31日まで、同地獄本館展示コーナーで開催している。
研究会の活動(協力校=別府市立鶴見小学校)が、令和6年度の文部科学省検定教科書の「図画工作3・4下 力を合わせて(発行、開隆堂出版株式会社)」に取り上げられた。同小3年生全員が、授業の中で血の池地獄の泥を使った創作活動を実施。完成した子どもたちの作品は、同研究会が同所に設置した「こども『色』博物館」に展示した。
初日の9月28日午前10時から正午、同地獄池前広場で、血の池地獄の泥を使ったワークショップを開催。観光客らが「別府の思い出」として、温泉マーク、鬼や猫などの絵を描き、好きな言葉などを書いた。
照山会長は「こども色博物館やワークショップ、教科書などを通して『地域の色・自分の色』という私たちの活動や思いに触れていただくことにより、国内外の多くの方たちに、色という視点から、身の回りに隠れているふるさとの宝物を見つけることができるのだということを実感していただきたいと思っています」と話した。