別府市教育委員会は2日、学校給食アンケートの結果を公表した。昨年9月に新しい別府市学校給食センターが開業し、約1年が経過。小・中学生に給食について聞いた。小学1年生から中学3年生までを対象に、7月8日から9月25日までの間に実施した。
小学生の回答率は、86・9%。「朝ごはんを食べていますか」の質問には、86・4%が「ほぼ毎日食べている」と答えたが、「食べていない」と答えた子も2・3%あった。食べ物の好き嫌いについては、83・4%の子どもが「嫌いな食べ物がある」と回答。嫌いな食べ物が出た際の対応については、「頑張って全部食べる」が55・9%、「少しだけ食べる」33・2%、「全く食べない」6・1%など。給食の時間について「楽しい」と答えたのは、89・5%。
学校給食が「好き」と答えたのは、62・2%、「どちらかといえば好き」の27・8%と合わせると、約9割の子どもが給食を好きだと答えた。好きな理由は、おいしいから36・7%、みんなと一緒に食べるから29・6%、栄養のバランスがとれた食事だから13・5%、家で食べられない料理が食べられるから12・6%、皆で同じものが食べられるから6・8%、その他0・8%となった。一方で、嫌いな理由は、嫌いなものが出るから33・4%、美味しくないから23・5%、量が多すぎるから21・4%、みんなと一緒に食べるから18・6%、その他3・1%だった。
量については「ちょうど良い」が58・9%、「もっと欲しい」22・1%、「多い」19%。味付けは82・7%が「ちょうど良い」と答え、食べる時間の長さは61・4%が「ちょうど良い」としたが、「短い」と答えた子も30・7%いた。
中学生にも同様のアンケートをし、78・4%が回答。朝ごはんを「ほぼ毎日食べている」生徒は81%。嫌いな食べ物があると答えたのは、83・4%だった。嫌いな物は「頑張って全部食べる」としたのは45・6%で、「少しだけ食べる」35・2%、「全く食べない14・8」など。
給食が「好き」と答えたのは、49・4%、「どちかといえば好き」は37・3%となっている。好きな理由は、おいしいから34・5%、みんなと一緒に食べるから28・4%、栄養のバランスがとれた食事だから19・1%、家で食べられない料理が食べられる12・7%、みんなと同じものを食べられるから4・9%、その他0・4%。一方で、「嫌い」と答えた理由は、おいしくない39・2%、嫌いなものが出るから26・3%、量が多すぎるから23%、みんなと一緒に食べるから10・4%、その他1・1。
量については、「ちょうど良い」が60・5%で、「もっと欲しい」19・6%、「多い」19・9%。食べる時間は、「短い」と答えた生徒が53・4%と半数を超え、「ちょうど良い」も44・5%だった。
市教委では、今後の給食提供の参考にし「児童生徒や保護者、学校などの意見も取り入れながら、安全・安心で美味しい給食提供に努める」としている。