別府市議会は、令和6年度「市民と議会との対話集会」を8日午前10時から、議会棟の全員協議会室で開催した。
観光建設水道、厚生環境教育、総務企画消防の3つの常任委員会ごとに、各種団体などと対話集会を実施する。
初回は、観光建設水道委員会(穴井宏二委員長)が、大分県建設業協会別府支部(幸勝美支部長)と別府市の建設業の現状と課題について意見交換を行った。支部から、幸支部長をはじめ8人が出席した。
幸支部長が「建築は、大きな公共工事で一息ついていますが、民間工事が主体。土木は、ほぼ100%公共工事なので、予算が減ると死活問題になる」と話し、別府市に提出した要望書の内容についても説明をした。
議員から「DX(デジタルトランスフォーメーション)やICT化はどれくらい進んでいますか」「外国人労働者の就労状況は」「無電柱化で道幅を広げることは可能か」などと質問。
事業者からは「DXやICT化は、規模が大きくないと対応できない。別府での発注規模では難しい」「外国人就労者はいるが、コロナ禍以降はほとんどいない」「無電柱化は、景観はもとより、災害時に倒れて道を塞いだりするのを防ぐもの」などと答えた。他にも、公共施設の断熱強化や市営住宅の集約により余剰地をつくり活用することなどについても意見交換をした。
今後、厚生環境教育委員会は、障がい者福祉サービス事業者の人手不足、総務企画消防委員会は、災害時要配慮者の避難所について、関連団体と対話集会を行う予定にしている。