衆議院議員総選挙15日に公示

別府市内にも選挙ポスターの
掲示板が設置された

 第50回衆議院議員総選挙が15日に公示される。自民党、公明党、立憲民主党ともに新しい党首となり、政権選択の重要な選挙。新総理誕生から衆議院解散、選挙とごく短期間で行われる、異例な選挙で、各党ともに急速に選挙モードになった。
 各政党ともに公約をすでに発表し、小選挙区と比例区で1つでも多くの議席を獲得すべく、立候補を予定している候補予定者も次々に事務所開きをするなど、事実上の選挙戦がスタートしている。
 大分県は1区に前職、新人4人、2区に前職、新人3人、3区に前職、新人3人が立候補を予定している。別府市が含まれる大分3区には、自民党前職の岩屋毅氏(67)、立憲民主党新人の小林華弥子氏(56)、日本共産党新人の大塚光義氏(68)が立候補を表明している。
 岩屋氏は石破新政権の下で外務大臣となり、これまで以上に負けられない戦いに。外交と安全保障、持続可能な経済成長、多様性の包摂と働き方改革、社会保障制度の再構築、観光立国の再建、地域活性化と国土強靭化を掲げる。15日は午前9時から、JR別府駅東口で激励壮行会を予定している。
 小林氏は、市議会議員や行政職員の経験もあり、「今こそ、まっとうな政治へ」を掲げ、不安社会から安心社会へ、地方格差をなくす、不平等な社会を変える、人にも地球にも優しい未来、を政策として訴える。15日は午前8時から、荘園の事務所前で関係者を中心に出発式を行う予定。
 大塚氏は、自民党の政治資金収支報告書への不記載問題や統一教会の問題を「まだ解明されていない」と批判する。「国民の暮らしは、とても大変になっている。大元を変えていきたい」としている。15日は午前9時から、JR別府駅西口で第一声をあげる予定。