第50回衆議院議員総選挙の大分3区で立候補している岩屋毅候補の個人演説会が20日午後5時、別府市公会堂で行われた。
嶋幸一総合選対本部長(県議)、西田陽一連合後援会長、戸高賢史公明党大分県本部代表(県議)がそれぞれ激励のあいさつ。
続いて岩屋候補が「重光葵先生以来の外務大臣と言われますが、大変おこがましいと感じています。重光先生の足元にも及ばないばかりか、近づくことすらできない郷土の生んだ偉人、巨人です。しかし外務大臣を引き受けた以上は、重光先生が東西を結びつける懸け橋とならんとしたお志は、引き継がさせていただきたいという思いです」と述べた。
石破総理から外務大臣の要請を受けたとき「なぜ私なのか」と聞いたところ、「世界は大変なことになっている。日本の周りも年々物騒になっている。防衛の分かる人、安全保障が分かる人に外交をやってもらいたい」と言われた。外交の力で平和を守り抜くという使命をしっかりと果たしていくことを決めたという。
「防衛費を増やしさえすれば平和にはならない。粘り強い外交、粘り強い対話がなければ、平和は維持できない。就任して約2週間ですが、12カ国の外務大臣と電話で会談しています。一日にも早く、直接お目にかかって対話をさせていただきたいと思っています。対話と協調の外交をしっかりと進めていくためにも、私にもう一度、力を貸してください」と話すと、会場から大きな拍手が起きた。
そのほか、国民生活を守るための経済成長、災害から国民を守る、地方創生について述べた。
最後に「明日から外務大臣の公務などで、地元にはいません。厳しい選挙を戦っている同志がいます。どうか皆さん、この厳しい選挙を乗り越えさせていただいて、岩屋毅に外交の仕事、故郷のための仕事をこれからもさせてください。一緒に戦いを進めてくれている公明党にも比例代表で力を貸してください」と訴えた。
上田の湯町でいきいきサロン「フレンズ」を運営している石井律子さんが激励のあいさつをした。
最後に、別府八湯温泉道名人会会長で「別府の一休」の異名を持つ花田潤也氏が「ガンバロー」コールを行い、参加者全員で拳を突き上げた。
岩屋候補は演説会終了後、来場者一人ひとりと握手をして見送った。