衆議院議員選挙の焦点 参謀に聞く②

岩屋陣営:嶋 幸一 選挙対策本部長

 10期目の当選をめざす岩屋毅候補(自由民主党、前)の選挙対策本部長を務める大分県議会議員の嶋幸一さん。このほど、大分県議会議長に就任した。
 岩屋氏について「日本はもちろん、ふるさと別府、郷土大分県に対する思い、そして政治に対する情熱は格段に強い。誰にでも気軽に声をかけ、誰とでも気さくに話ができる親しみやすい人物。引き続き国政の中心で日本のために汗を流してほしい。別府のため、大分県のためにも、さらに力を発揮してもらいたい。外務副大臣、防衛大臣を経験し、今回は外務大臣。外交だけでなく、課題は多くあるので、内政の問題についてもしっかり頑張ってほしい」と話す。
 候補の掲げる公約については「外交と安全保障をはじめに掲げており、侵略戦争を一日も早く終わらせ、外交、防衛努力を重ねて世界と日本の平和を守り抜く。続いて、持続可能な経済成長、多様性の包摂と働き方改革、社会保障制度の再構築などを挙げている。観光立国の再建として、外国人旅行客年間6千万人を実現し、あらゆる人に優しいユニバーサルツーリズム大国を実現する。地域活性化と国土強靱化について、まず観光と農林水産業を結びつけ、地域の活力につなげる。高速道路の四車線化、高規格道路の早期開通、東九州新幹線を確定し、災害に強い安全な国土を造っていく」と訴えている。
 選挙戦については「自民党にとっては逆風の厳しい選挙。加えて候補者がほぼ選挙区にいない戦いは、経験したことがなく、未知の戦い。陣営が危機感と緊張感を持って、これまでと同じようにやるべきことをやって、多くの有権者の皆さんに候補者の思い、我々の思いを伝えていくことが大事。大分三区選出の国会議員として、様々な問題に真摯に向き合い、山積する課題を前に進めることができるのは岩屋候補。岩屋候補に日本と大分県にとって重要な仕事を自信を持って存分にしてもらうためにも、この選挙は勝たないといけない」と力を込めた。
 最終日は午後5時から、JR別府駅東口でファイナル集会を予定している。