別府市社会福祉協議会(会長、長野恭紘別府市長)と大分県共同募金会別府市共同募金委員会(大平順治会長)は29日午前10時、市社会福祉会館で「第43回別府市社会福祉大会・社会福祉事業功労表彰式」を開催した。
社協会長表彰で2団体・個人30人、同感謝状9団体・個人3人、共同募金委員会会長表彰8自治会、同感謝状2団体を表彰。それぞれの代表に表彰状を手渡した。
長野市長が「目指す福祉の社会の姿は、『自分らしく過ごせるぬくもりと支え合いのまち別府』をスローガンに掲げています。理想に向かって頑張っていますが、高齢化が地域で進み、地域活動の担い手がなくなってしまう。行政、社協、地域の連携が1つの大きな課題になると思っています。1人が1つの課題を抱えているわけではありません。様々な問題が複雑に絡み合った現代社会の中で、地域で安心して最後まで暮らせる地域社会をつくることが永遠のテーマ。引き続き、力添えをいただきたい」とあいさつ。
来賓の佐藤章大分県社会福祉協議会長と安部一郎市議会厚生環境教育委員長(議長代理)が祝辞を述べた。
受賞者を代表して、福祉団体役員部門で社協会長表彰を受賞した中島一志さんが「日頃、地域福祉のために微力を尽くしてきた努力を認めていただいたと思っています。多くの仲間と先生方の指導、特に家族のおかげです。受賞者それぞれの想いがあると思います。残りの人生、生あるかぎり、社会福祉に努力していきたい」とお礼を述べた。
引き続き、記念講演が行われ、徳田靖之弁護士が「障がいのある人もない人も、安心して暮らせる地域づくりを目指して」と題して講演した。
中島さん以外の受賞者は次の通り(敬称略)。
【別府市社会福祉協議会会長表彰】▽民生委員・児童委員部門=谷口規佐子▽福祉団体役員部門=池尻典子、荒金英世、菅雪子、塩地奎三郎▽社会福祉施設役職員部門=吉野隆一朗、瀬口博子、池部純政、匹田潤一、塩月理恵、清水将嗣、松森亜里沙、平山哲平、成水勝子、荒木幸夫、廣瀬恵美、井本ヨシエ、前畑由枝、中野八千代▽社会福祉活動協力者及び団体部門=井上隆喜、野口元町一区ラジオ体操同好会、堀順、別府北ロータリークラブ▽明るい高齢者部門=林昭文、田原康彦、古田君子、吉田保子、根来藤野
【同感謝状】▽篤志寄付者及び団体部門・寄付金の部=肥山博子、一般社団法人日本競輪選手会大分支部、別府市仏教連合会▽同・物品の部=公明党別府支部女性局、湯けむり福祉文化協会、菱甲産業株式会社、べっぷ日出農業協同組合、異業種交流会ど~や会、生活協同組合コープおおいた、非営利一般社団法人おふくわけ、星野百葉
【県共同募金会別府市共同募金委員会会長表彰】▽自治会部門=東山地区自治会、緑丘町自治会、南立石八幡町自治会、柳自治会、上人南自治会、東山2区自治会、城島自治会、大畑自治会
【同感謝状】▽篤志寄付者及び団体部門=別府市仏教連合会▽奉仕協力団体部門=別府市地区社協連絡協議会