交通死亡事故ゼロ千日に

子どもたちが「交通安全の誓い」を読み上げた
パトカーなどがさらなる事故防止のため、街頭啓発に出発

 日出町は、町内の交通死亡事故ゼロ1000日を11日に達成したことを受けて15日午前10時から、関係者が出席して記念式典を町中央公民館で行った。最後に交通死亡事故が発生したのは、平成29年4月16日。
 町交通安全推進協議会長の本田博文町長が「日出町は、国道10号、213号、大分自動車道と東九州自動車道の結節点と交通の要衝で交流量も多く、いつ死亡事故が発生してもおかしくない中で、警察の対策はもとより、関係団体や住民が交通事故防止に取り組んできたおかげ。町としても、急発進防止装置の取り付けや免許証返納の支援をしています。今後も、町民が安心して暮らせる環境の整備をしていきたい」とあいさつ。
 来賓の森昭人町議会議長、三浦正臣県議が祝辞。今年春まで杵築日出警察署長だった幸野俊行県警本部交通部参事官兼交通企画課長は「県下では、昭和47年に212人が亡くなったのが過去最高。日出は、大動脈を抱える中で、ゼロが千日続いたというのは、すごい。過去最高だった1322日を超えてほしい」と述べた。
 交通安全に功労のあった1団体、個人9人を表彰した。日出やまとこども園の加藤希心さん(6)、二宮慶太さん(同)、崎野沙夏さん(同)が「これからも『思やりの心』を持って、交通事故のない、明るい町をつくることを誓います」とした「交通安全の誓い」を読み上げた。
 引き続き、街頭啓発部隊の出発式があり、日出やまとこども園の園児による鼓笛隊演技のあと、みんなに見送られながら、白バイやパトカーが街頭啓発に出発。参加者も国道10号沿いなどに立って安全運転を呼びかけた。被表彰者は次のとおり(敬称略)。
 ▽日出地区安全運転管理協議会▽交通安全指導員=加藤雅洋、脇口近美、帯刀均二、髙村辰巳、利光光男、木付幸一、赤山康則、中島清、塩川三次。

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