陸上自衛隊別府駐屯地(小林直基司令)は24日午前9時から駐屯地を一般開放して「創立67周年記念行事」を実施した。約6千人が訪れた。
式典では、小林司令が「我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後もっとも厳しく複雑なものになっています。自衛隊は、その発足以来、刀を抜かないために必死で刀を磨いてきました。これからも、我が国、国民が危機にさらされることがないよう、抑止をしっかりと効かせ、万が一それが破綻した場合は、対処における最後の砦として国家と国民を守るという強い意思と能力を兼ね備えることが重要です。与えられた任務を愚直に遂行し、日々の厳しい訓練を着実に積み上げ、抑止力と対処力を向上させなければいけません。また、地震多発地域に位置する我が国においては、近年、気象災害が激甚化、頻発化しつつあると共に地震との複合的な発生に備えることも大切です。国民からの期待や付託に応えるため、より一層努力し、我が国の平和と独立、国民の生命・財産を断固として守り抜くために全身全霊を捧げる覚悟を改めて決意した」と式辞。
来賓の、広瀬建衆議院議員、古庄玄知、白坂亜紀両参議院議員、別府市自衛隊協力会会長の長野恭紘別府市長が祝辞を述べた。
観閲行進では、第41普通科連隊と第40普通科連隊(小倉駐屯地)と湯布院駐屯地の合同音楽隊が先頭を切り、第41普通科連隊の精鋭部隊を中心に行進を行った、
音楽演奏のあと、訓練展示が行われた。実践さながらの迫力ある訓練に訪れた人たちも見入っていた。他にも装備品展示や体験試乗、キッチンカー、売店などで賑わった。