別府溝部学園高校(佐藤清信校長)は、第16回食物科作品展示会を5日、行った。
3年間、調理実習を通して実践的な知識を身に着け、技術向上に努めてきた3年生23人が集大成として、調理を行い、日頃指導をしている調理の先生5人が審査を行った。
審査は、▽テーマや理由は適切で料理に沿っているか▽3千円以内の材料費として適切か▽見合った料理に仕上がっているか▽3年の集大成としての調理技術ーの4項目20点満点で行った。
作品は、和食、洋食にこだわったものから和洋中のバランスを考えたものまで様々。サラダをブーケに見立てたり、グラスに生クリームなどを詰めてショートケーキを表現したりとそれぞれ工夫を凝らした力作が完成した。
表彰式では、佐藤校長が「入学して3年、よく頑張りました。卒業発表会では、出身校の校長先生たちから『美味しい』という声をいっぱいいただきました。一人ひとり、とても素晴らしい」とあいさつ。
結果が発表され、最優秀賞は、古森月菜さんの「たこいっぱいのフルコース」、優秀賞は木舩蒼空さんの「輝き」、優良賞は甲斐愛音さんの「感謝と成長を伝える料理」が選ばれ、佐藤校長からそれぞれ表彰状が贈られた。最優秀賞となった古森さんは「国東市出身で、タコが有名なので、地元の食材を使おうと思いました。集大成で最優秀賞がとれて、良かったです」と笑顔で話した。