別府ブルーバード劇場を応援する有志で構成されている「別府短編映画制作実行委員会」=会長、岡本照別府ブルーバード劇場館長=は、田口清隆監督作品撮影における制作記者会見を17日午後1時30分、レンガホール2階で行った。今回が短編映画プロジェクト第8作目。
会見では、映画ライターの森田真帆さんがMCを務めた。
登壇者は、「別府短編映画制作プロジェクト」第2作「大怪獣ブゴン」で監督を務めた田口清隆監督、同映画で主演を務めた俳優の青柳尊哉さん、全日本プロレスから安齊勇馬選手、斉藤ブラザーズの斉藤ジュン、レイ両選手の5人。
あらすじは、別府にやってきた全日本プロレスの選手たち。若手の安齊選手は、斉藤ブラザーズとともに別府の町に繰り出していく。別府タワーをふと見上げると、巨大な隕石が降ってきて斉藤ブラザーズに奇妙な物体が寄生する。翌日、会見を行った斉藤ブラザーズは突如凶暴化し、暴れ始めるのだが…。
5人の自己紹介後、田口監督が「別府という町は、僕らも毎回来て楽しませていただいてますので、本当に遊びに、プライベートも遊びに来ちゃってるぐらい好きな町になってますので。そんな僕らの大好きな場所をあえて壊しにいく」と述べた。
別府について聞かれたジュン選手は「別府は初めてで、でも俺、温泉が大好きだから、早く入りに行きたいんだよね。まだ入ってないから、今すぐ行きたいぐらい。いい温泉がいっぱいあるからこれから入ろう」。
レイ選手は「本当に自然豊かなところで、すぐそこが海で山もあって。本当に昔ながらの素敵な街並みというか温泉街。あとはいろいろ見てたら、やっぱり飲み屋がたくさんありそうだなと思って。俺もちょっと飲むのが好きだから、この後風呂に入って何か食べて飲みに行くのが今から楽しみだな」。
安齊選手は「山に囲まれて、近くに海もあって、僕、出身が群馬県なので。海は、かなり移動しないと見えないところなんですけど、すぐ歩いた距離に海があるっていうのは本当いいなと思って。そんな環境でずっと撮影ができて、めっちゃ楽しいです」とそれぞれ話した。
全日本プロレスの芝居を目の前で見たことについて聞かれた青柳さんは「やっぱりワイルドで豪快な御三方と絡み合ってるシーンとかやり合ってるシーンを見ると、この先の展開が楽しみ。そこに青柳がやっぱ体を張っていかなきゃいけない」と述べた。
質疑応答で今回の映画の目玉を聞かれた田口監督は「午前中、杉乃井ホテルから駅前にかけてうろうろしてました」と話し、今回も別府のどこかを再び爆破する予定があることを明かした。
ブゴンと同じ世界観だが続編になるのか聞かれると、「続編という立て付けではないんですけども、世界観はつながっているという曖昧な回答だけ現状はしております」と濁した。
質疑応答後、記念撮影が行われた。
制作映画のタイトルは、まだ明かされておらず、完成は2025年、上映は25年か26年を予定している。