陸自別府駐屯地で「二十歳の集い」

それぞれの目標を書いた
書初めを掲げながら決意を述べた

 陸上自衛隊別府駐屯地(小林直基司令)は、令和6年度「二十歳の集い」を10日午前8時16分、駐屯地で行った。
 二十歳を祝福するとともに、社会人としての自覚を促し、自主自立の精神を確率することを目的に実施しているが、コロナ禍の影響で令和2年度以降中止していた。対象は、男性29人、女性3人の32人。うち、教育研修などのために不在の隊員を除いた25人が参加した。
 前日に自分の目標を書初めしたものを手に、壇上に上がり、「信頼」「深」「熱」「志」「努力」などを掲げ「日々の努力を忘れず精進します」「やるべきこと、当たり前のことを徹底し、目標に向かって一歩ずつ進みます」「去年の自分を超えて、さらに成長したい」「目標もってしっかりと努力します」「様々なことに挑戦して成長したい」「常に考えて行動します」など、誓いの言葉を一人ひとり大きな声で述べた。
 小林陸自第41普通科連隊長兼駐屯地司令が「本日を出発点として、それぞれの夢や希望に向かって大きく羽ばたこうとする記念すべき日。二十歳になるということは、権利や自由がより大きくなるとともに、責任と義務も重くなる。自衛隊の活動は、国民からの信頼の上に成り立っている。国民の信頼を獲得するため、一般の社会人よりも一層強い責任感や自立心を求められ、いかなる状況においても、職務を全うする義務を有していることを自覚する必要がある。それぞれの誓った言葉とそこに込めた思いを忘れることなく、支えてくれた人に感謝の気持ちを忘れず、精進してもらいたい」と式辞を述べ、「これまでは支えられることが多かったかもしれないが、これからは、支える側になってほしい」とエールを送った。