別府市内の各地区でどんど焼きが18、19日、実施された。
別府市南立石青少年育成協議会(中島一志会長)は18日正午から、市立南立石小学校で実施し、地域の人や子どもたちが大勢参加し、賑わった。
点火式で、中島会長が「今年で12回目となります。毎年、多くの方に手伝ってもらって、どんど焼きが出来ます。一年間の無病息災と平穏に生活できるように祈っています」とあいさつ。来賓の寺岡悌二教育長、森山義治市議、利光聰典別府市教育庁学校教育課参事兼総合教育センター所長、阿南清隆南立石小学校長が祝辞を述べて、児童らが点火した。7㍍の竹を中心にしめ縄などの正月飾りや子どもたちの願いが書かれた短冊などを燃やし、無病息災と学業成就を祈願した。パチパチと竹の爆ぜる音を立てながら炎はあっという間に燃え上がった。
また、この日は餅30㌔をつき、ぜんざいを振る舞った。美味しいぜんざいにおかわりをする人が多く、楽しい時間を過ごしていた。
火入れをした村中愛美さん(12)=6年=は「小学校生活は悔いの残らないようにして、中学生になったら卓球部の先輩からいろいろ教わりたい。勉強は、数学を頑張る」、藤原愛海さん(7)=1年=は「初めて火入れしたけど、火が怖かった。勉強を頑張るけど、特に算数の引き算を頑張る。縄跳びの後ろ飛びも頑張る」とそれぞれ話した。
◇ ◇
緑丘校区青少年育成協議会(松川峰生会長)は第19回どんど焼きを19日午前11時、同小グラウンドで開催。緑丘小の児童約160人と地域住民・保護者約100人が参加した。
別府一のスケールを誇る同校区のどんど焼きは、中央に高さ20㍍の孟宗竹がり、高さ3㍍、直径5㍍の積み上げられた竹や各家庭から回収された正月飾りに、男児と女児の計5人が点火。徐々に火が大きくなると、竹のはぜる音が辺りに響いた。
江藤凛さん(12)=6年=は「自分たちがつけた火が、竹などを燃やして行くところは迫力があった。中学生になるので規則正しい生活をし、遅刻や忘れ物をしないようにしたい。また、数学やバドミントンを頑張る」と話した。
どんど焼き終了後、3㍍近い篠竹の先に針金で吊るした餅を、火であぶり、思い思いの焼き具合にして食べた。