別府市火売のグループリビング歩Ⅱに入所している、柏屋チヱコさんが5日に100歳の誕生日を迎え、14日午後2時、長野恭紘別府市長がお祝いに訪れた。
柏屋さんは杵築市八坂で育ち、杵築の和裁実践女学校を卒業。24歳の時に130年の歴史のある柏屋呉服店に嫁ぎ、稼業を支えてきた。昭和29年に別府市に転入。70歳を過ぎてからは、四国八十八カ所や西国三十三カ所を巡るなど信仰心もあつく、日々を過ごしている。読書が大好きで、毎日新聞を読んでいる。若い頃は、お茶やお花もたしなんでいたという。子ども2人、孫4人、ひ孫5人に恵まれた。
長野市長が表彰状とお祝い金などを手渡して「お肌もツルツルで、お元気そうですね。これからも、風邪など召されないように、元気に過ごしてください」と声をかけた。
施設から職員手作りの大きなバースデーケーキが登場し、「100」のろうそくを吹き消した。また、職員の寄せ書きやプレゼントも渡され、くす玉を割ってお祝いした。
柏屋さんは「私のために、ありがとうございます。これからも皆さんと一緒に健康であるように、心から願っています」とお礼を述べた。
市内の100歳以上は、122人(女性109人、男性13人)となった。