姉妹都市の英国バースで交流体験

長野市長に交流プログラムの報告を行った
オドハーティ市長を訪れたメンバー
(写真は別府市提供)

 別府市制100周年記念事業として、姉妹都市の英国バース市交流プログラムに参加した、中学生6人が14日午後5時15分、市役所で長野恭紘別府市長に帰国を報告した。
 今回、プログラムに参加したのは、福原礼花さん(中部中3年)、蔵吉さくらさん(青山中3年)、小野光大さん(同)、久保田紗那さん(朝日中3年)、笹野夏帆さん(鶴見台中3年)、末松晃一さん(同2年)。昨年11月30日から12月8日まで、セントグレゴリースクールを中心にホストファミリーの所で生活をしながら、学校に通った。バース別府友好協会が協力。
 現地では、ミシェル・オドハーティ市長を訪問。議員や友好協会メンバーらも駆けつけ、ギルドホールに入り、市長から制式メイヤーガウンを着せてもらうなど交流した。
 セントグレゴリースクールでは、海外からの学生の多くは中国からの留学生で、日本人の受け入れは今回が初めてだという。生徒たちは、学校で授業を受けながら、観光も楽しみ、ホストファミリーとの交流も積極的に行い充実した時間を過ごした。
 プログラム参加者の福原さんは「初めての海外で、テレビとか本で見ていたよりも知らない英国の一面や日本との違いを肌で感じることが出来て、よい経験になりました」。蔵吉さんは「仲間の大切さと友だちを作ることの大切さを知りました。沢山コミュニケーションを取り、今でも連絡を取り合っています」。小野さんは「街並みもキレイで、みんなとてもフレンドリーで親切にしてくれて過ごしやすかったです。英語も聞き取れるようになった」。
 久保田さんは「コミュニケーションの取り方や言語が通じなくてもジェスチャーなどで何とか通じました。自分がコミュニケーションを取りたいという思いが大切だと思いました」。笹野さんは「パートナーの子がすごく親切に答えてくれたおかげで、楽しく過ごすことが出来ました。異文化を知ることができ、目標を達成できたと思います」。末松さんは「不安な気持ちもありましたが、伝統的な建物や街並みに圧倒されました。みんなていねいに会話をしてくれたので、英語の勉強になりました。コミュニケーションを取ることができ、英語力への自信につながりました」とそれぞれ感想を述べた。
 長野市長は「街並みなど、日本ではなかなかないものだったと思います。国際人として生活いていく上で、1つの経験として良い経験をしたと思います。経験を糧に、羽ばたいてくれるといいなと期待しています」と話した。生徒から、報告書が市長に手渡され、現地での様子などについて報告をした。