南立石小で「どんど焼き」を開催

大きな火が立ち上がったどんど焼き

 別府市南立石青少年育成協議会(中島一志会長)は「どんど焼き」を18日午前10時30分、市立南立石小学校で実施した。地域の人、民生委員児童委員、消防団第13分団、消防署員、地元市会議員、地元自治会長らが参加した。
 点火式で、中島会長が「風のないこのような素晴らしい天気は初めて。寺岡教育長をはじめとした教育関係者、地元の関係者の皆さんに集まってもらっています。どんど焼きは、消防団第13分団の協力がなければできません。地区の自治会が南立石校区10町の協力、校区全体で子どもたちを守りたいという願いで、このどんど焼きを行っています。皆さんと一緒に、南立石校区を少しでも住みやすい良い町にしていきましょう」。
 来賓の寺岡悌二教育長(市長代理)が「この伝統的行事が地域の活性化や子どもたちの健全育成につながっていると思います。南立石校区が住み良い町、子どもが育てやすい町になりますように心から祈念しています」。
 地元別府市議の野口哲男市議が「皆さんが『どんど焼き』を見ながら御手を合わせて、歳神様を天空にお送りするというのが言われ。皆さんがご家内の安全などをお祈りして、本日の行事を最後までよろしくお願いします」。
 校区内自治会長を代表して金澤晋南立石生目町自治会長が「この一年間、歳神様に感謝し、私たちにとって良い年になりますようお願いしましょう」。
 黒木寿一市立南立石小学校長が「子どもたちが書いた短冊には、勉強、スポーツなどがんばりたいことを書いています。中には『事故がないように』と安全のことを書いている子どももいました。学校としても子どもたちの安全安心を願いますが、学校も家庭も地域も一体となって、校区が盛り上がるような学校にしていきたい」とあいさつをした。その後、来賓全員が紹介された。
 淵義徳南立石小学校教頭がお清めをした後、南立石幼稚園児、同校児童の願いが書かれた短冊を飾った竹や正月飾りなどを組んだ5㍍の山を燃やし、無病息災と学業成就を祈願した。短冊付きの竹がパチパチと音を立てて炎はあっという間に燃え上がった。
 最後に餅を、参加者全員に配った。