山の手町自治会(阿部悟会長)、上原町自治会(緑川稔会長=市自治委員会青山地区支部長=)、山の手ひとまもり・まちまもり協議会(平石栄二会長)は1月31日午前9時45分、長野恭紘別府市長に旧山の手中学校の利活用についての要望書を提出した。
平石会長は「地区全体としては、体育館がなくなり避難所がなくなったことや集える場がなくなった。暫定的に駐車場として使用すると聞いていますが、整備に合わせて老朽化した山の手公民館を建て替え、地域住民が交流でき、一時避難ができるような施設を作ってもらいたい」と要望。
長野市長は「旧山の手中学校の跡地利用については、近隣の自治会をはじめ、ご心配をおかけしており、申し訳ないと思っています。ご意見をうかがいつつ、今のところ暫定的に駐車場としていますが、皆さんに理解し納得いただけるような活用法を考えていきたい。地域の課題はよく分かりました。不安を払拭できるような回答をしたい」と述べた。
旧山の手中学校は、令和3年3月に閉校して以降、地元との意見交換やサウンディング調査など利活用を検討している。新型コロナの感染が拡大した時には、PCR検査センターとして利用するなどしていたが、新図書館の整備に伴い、駐車スペースが減少していることから、暫定的に旧山の手中を駐車場として活用することにしている。