山口九州地区青森りんご会(中西剛三会長)は、1月31日午前10時40分、別府市立亀川小学校(志賀貴代美校長)で5年生(58人)に「青森りんご出前授業」を行った。
子どもたちに青森県やりんごの学習を通して、りんごをもっと身近に感じてもらおうと、平成19年度から出前授業を行っている。今年度は、約30校で行う予定。
中村昌也北東三県福岡合同事務所青森県福岡情報センター主幹が講師となって、青森県やりんごについて説明をした。子どもたちの青森県のイメージは、りんご、ねぷた祭り、寒いなど。中村主幹は「りんごは、青森が日本全体の約60%ぐらいを生産しており、年間約40万トン収穫しています。他にも、野菜はにんにくが66%、ごぼうが37%と日本一の収穫量を誇るものがあります。漁業では、大間のマグロが有名」と話した。また、りんごの収穫までの作業をビデオで見て、冬に行う剪定が最も重要であること、早いもので8月から収穫をしていることなどを学んだ。
また、代表的なふじ、王林のほかにも大きさや色が違う様々な種類のりんごを見た。別府青果から、りんごの文房具や青森から届いたふじと王林を1人各1個ずつプレゼントした。
児童を代表して、甲斐祐梨佳さん(11)が「色や種類が沢山あること、種類によって味が違うこと、雪があんなに積ることを初めて知りました」。長瀬宗恭さん(同)は「りんごの種類をあまり知らなかったけど、授業でよく分かったので良かったです」とそれぞれ感想を述べた。