ワンベップドリームアワード開催

夢への熱い思いを語ったファイナリスト

 別府市と一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKは7日午後2時半、市公会堂で6回目となる「ワン・ベップ・ドリーム・アワード2024」を開催した。
 観光産業に新しい風を吹き込む起業・創業の支援や既存事業者の経営革新の促進、次世代を担う人材育成などで観光産業の活性化を図る「別府ツーリズムバレー構想」を展開している。別府での起業・創業などを目指す人たちがビジネスプランをプレゼンし、サポーター企業とのマッチングを行うことを目的に、毎年開催している。今年度は、38人から応募があり、書類選考で13人をセミファイナリストに選出。その後の選考会で7人のファイナリストが決定した。
 長野恭紘別府市長が「回を重ねるごとに、皆さんの熱が伝わってきます。皆さんのご支援で今日の面白い別府が出来上がってきたと思っています」とあいさつ。
 はじめに齋藤コライさんが「繋がる家電リユースで未来を創る!!inAPU」と題して、トップバッターを務めた。学生が不要になった家電を手軽に売買できるプラットフォームを提供し、家電の廃棄コスト削減と手頃な価格で家電を必要とする学生に供給する仕組みをプレゼンした。中川智博さんは「地域の宝を見つけて、磨いて、世界に届けるブランド」として、地域事業者とコラボして自社ブランドの商品を作り海外に販売するアイデアを披露。
 今村さあらさんは「リンパ浮腫専門ケアサロン」を立ち上げ、治療施設がない別府でサポート。山口由人さんは「グローバル若手タレントの人材採用・評価・配置を後押しするプラットフォームSecure Talent」、首藤れい子さんが「観光と農業をつなぐ持続可能なグリーンツーリズム」、中原ひとみさんは「『別府地獄蒸し』で限りある資源を未来へつなぐ『土の循環プラットフォーム』」、管卓明さんが「DreamBeppu九州初複合ソーシャルホテルプロジェクト」と題して、それぞれ別府でやりたい事、叶えたい夢を熱く語った。
 参加した、約90のサポーター(民間企業、金融機関等)・パートナー(自治体、大学等)の関係者は、ファイナリストのプレゼンを聞き、支援したいと思った事業に手を挙げ、「チャレンジを応援していく」と意気込んでいた。