人身事故・負傷者が微増

別府署管内で交通事故ワースト交差点の
郵便局先の交差点

 別府警察署(染矢憲康署長)の交通課は12日、昨年1年間の交通事故状況をまとめた。
 人身事故、負傷者は微増し、死者は減少した。
 交通事故状況は、人身事故201件(対前年同期比5件増)、死者1人(2人減)、負傷者は238人(1人増)。
 交通死亡事故は▽2月5日朝、国道10号と国道500号の交差点から西側の市道交差点で発生。軽四自動車が道路上にいた男性と衝突した―の1件。
 事故の路線別にみると▽国道71件▽県道34件▽市道79件▽その他17件。時間別では午前10時から午後1時が多い。
 事故類型は▽人対車35件。うち横断中21件、14件▽車対車164件。うち正面衝突3件、追突62件、出会い頭47件、追い越しなど3件、左折時6件、右折時21件▽車単独2件、転落・転倒1件、その他1件。
 主な事故原因は▽前方不注視63件▽安全不確認59件―となっている。
 谷原一心交通課長は「昨年の交通事故死者数について、大分県下では一昨年から4人減少して過去最少の28人となり、別府市内では一昨年より2人減少して1人でした。人身事故件数は一昨年よりも増加し、いまだ交通事故により尊い命が奪われ、一つ間違えば重大な結果につながるような交通事故も発生しております」
 「昨年、別府市内で発生した交通死亡事故は、出勤時間帯に歩行者が車にはねられたもの。交通事故は出勤や帰宅の時間帯に多く発生していますので、ドライバーの方は時間に余裕を持って運転することや帰宅するまで運転に集中して、十分な安全確認をしてください」
 「また、歩行者の方や自転車を運転する方も、道路を横断する際は左右の安全確認を確実に行うなど基本的な交通ルールを守り、事故に遭わない行動を取るようにしてください」とコメントしている。