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変更や決定を審議した
第26回別府市都市計画審議会が13日午後2時、市役所で開かれた。委員は、学識経験者、行政関係者、市議、市民代表16人で構成されている。
会長に小林祐司大分大学教授を、職務代理者に河村貴雄氏を選任した。小林会長は「都市計画には、環境負荷の低減など求められるものは多岐にわたっていると思う。活発な意見や審議をお願いしたい」とあいさつ。
議事では、別府国際観光温泉文化都市建設計画道路、同緑地、同公園の変更、同生産緑地地区の決定について審議、承認した。
道路は、浜脇秋葉線の整備において、朝見川橋の架け替えによる変更。架け替えによって道路の高さが上がることで、地元住民から歩行者の往来ができるようにとの要望を受け、人や自転車、車いすが通れるボックスカルバート(箱型のコンクリート構造物)を設置する。委員からは「ボックスカルバートを設置することで人が通れるようになるのはよいが、ボックスカルバートはトンネルのようなもの。安全性に懸念がないよう、防犯対策をしっかりするべき」との意見が出た。緑地の変更は、浜脇秋葉線の整備に付随するもので、永石温泉交差点に歩行者空間を確保するための区域変更。
公園の変更では、的ケ浜公園のリニューアル工事に伴うもの。利用者も多いが老朽化していることなどから、旧北浜温泉を含めた再整備を行うため、区域と面積の変更をすると説明。また、生産緑地地区として、竹の内地区の約0・48㌶を決定。竹の内地区は、市街地内農地が存在しており、保全に取り組むことで豊かな自然の保全と育成を行っていく方針を示した。