別府地区公民館連合会が研修会

今後の公民館について話を聞く参加者
講話する長尾教授

 別府市、杵築市、国東市、日出町、姫島村で構成する別府地区公民館連合会(会長、姫野淳子別府市社会教育課長)は、令和6年度研修会を14日午前10時半、別府市公会堂で開催した。約20人が参加した。
 地域住民のために社会教育を推進する拠点施設として中心的な役割を担っている公共の公民館が、今後もより一層地域住民の学びや住民同士の交流を促進し、人づくり、地域づくりに貢献する施設として充実させるため、公民館にかかわる職員が、知識や技術を習得することで資質の向上を図り、公民館活動の振興、発展、充実をさせるのが目的。
 研修Iでは、長尾秀吉別府大学教授が「公民館の役割や今後の公民館のあり方について」と題して講話した。長尾教授は「公民館は、学校と地域の橋渡し役という領域もある」とし、公民館職員が、コミュニティワーカーとしての役割を求められていることや、公民館と地域福祉の連携の可能性などについて話をした。「新しい人とどんどん繋がっていかなければいけない時代になったと思います。公民館の施設、職員体制の充実が必要」などと話した。
 午後からは、研修Ⅱとして、市竹細工伝統産業会館を訪れて施設見学や竹鈴製作体験を行った。