玄睦書道会が新春懇談会開く

玄睦書道会恒例の新春懇談会
会長に就任した中尾春照さん

 書を通じて人材育成、作品の秀逸性向上をめざす「玄睦書道会」は16日、新春恒例の懇談会を大分市のセンチュリーホテルで開催した。百人近い会員が出席した。
 昨年末、体調をそこねた伊吹悦子会長は療養に専念するため名誉会長に。新会長に中尾春照さんが就任した。
 開会にあたり、中尾新会長は「これまで伊吹会長に引っぱっていただき、その背中を見て進んで来ました。これからは皆さんとともに伊吹先生を目標に頑張って行きます。ご協力をよろしくお願いします」とあいさつ。今後の玄睦書道会の活動方針については「70年近い歴史を継承すると同時に、組織の活性化も大変重要なこと。自発的に活動に参加できる工夫や人材の育成にも努力して参ります。楽しく賑やかな書道会を目指していきたい」とニッコリ。
 来賓として檀上陽一今日新聞社社長、西本昭一郎西本皆文堂会長、宮川雅之上海堂社長らが紹介された。
 このあと支部長として井ノ口美乃里、大田春玲、大津千華、甲斐匠邨、大山廣喜、田原沙織、外山恭子、野島春宵、樋口海華、平川宣子、渕野法泉、堀安子、馬渡松鈴、三浦先扇、吉川純楓の各支部長が紹介された。次いで昨年県内外で作品各賞を受賞した会員が紹介され、西本皆文堂社長の発声で乾杯、祝宴に移った。
 宴では傘下各支部や部会の会員がアイデア満載の寸劇やダンスで盛り上げ、新年度の幕明けを祝った。
 ▽新会長【中尾春照】さんのプロフィール=1955(昭和30)年、由布市庄内町の出身。高校卒業と同時に大分銀行に入行、行員研修で書道家、故首藤春草氏に師事してこの世界へ。玄睦書道会の前身「山晴社」からのメンバーで書歴は50年を越えた。玄睦書道会副会長を務める傍ら、現在、大分県美術協会書道部会長、日本詩文書作家協会評議員、毎日書道展審査会員、創玄書道会一科審査会員、九州創玄書道会総務理事をつとめている。
 新年度役員は次のとおり(敬称略)
▽名誉会長=伊吹悦子▽副会長=東敬子、佐々木翠華▽常任理事=濱田淑子、池永敦子、戸口春静