杵築市は、25日に開会する令和7年第1回杵築市議会定例会に上程する、令和7年度当初予算案などの内容を定例会見の中で、永松悟市長が説明した。
説明によると、予算案は、一般会計は190億4千万円(前年度比5・3%増)。特別会計は、ケーブルテレビ事業5億6632万4千円、国民健康保険32億310万2千円、後期高齢者医療5億8548万1千円、介護保険37億7869万2千円、合計81億3359万9千円(同2%減)、公営企業会計は、水道事業11億8201万8千円、工業用水道1898万円、下水道事業16億2602万円、山香病院事業39億7752万8千円、合計68億454万6千円(同1・9%減)となっている。
一般会計の歳入では、定額減税の終了に伴い、個人市民税の増加などを見込んでいる。歳出では義務的経費は公債費が減少するものの、人件費や扶助費の増加により、3・3%増となる見込み。第3次総合計画を推進するため、各種事業に取り組むため、予算額が増えた。また、それに伴って、5年ぶりに財政調整基金から2億円を繰り入れる。
新規事業として、ふるさと杵築応援基金を財源として小・中学校の学校給食費の全額を補助し、無償化。きつき特産品開発等支援事業などを行う。また、乳・幼児健康診査に1か月検診と5歳児検診を追加し、健やかな発達の支援といった拡充する事業もある。定例会には、予算関係16件、条例関係21件、その他2件を上程する予定。