
レプリカを手に取り見る高校生
別府大学高大連携事業の「佐伯豊南高校生の大学見学・体験学習会」が17日、同大学で開催し、同高校総合学科1、2年生と福祉科2年生の計138人が参加した。
同大学は令和6年11月28日に同高校と「相互連携に関する協定」を締結しており、これまでの高大連携をさらに発展させ、高校生が多様な学びにふれ、それを深めることで進路意識を高めることが目的。
午前中、総合学科の生徒は、司書課程の工藤邦彦教授による「調べ学習のすすめ方」の講義を受講。テーマの選び方や調べる際の「6つのステップ」、図書館の活用方法などを学び、今後の探求学習に役立ててもらえる内容となった。福祉科の生徒は、人間関係学科の学びをはじめ、大学における福祉分野の可能性の広がりを学んだ。その後、学食で昼食(チキン南蛮定食)を楽しみ、午後からは各学科の教員によるセミナーを受講。生徒はそれぞれ希望するセミナーに分かれ、大学での学びを実際に体験。史学・文化財学科では、玉川剛准教授による「文化財の3D計測とその活用」の授業が行われ、3Dスキャナーで計測した遺物のレプリカも手に取って見た。准教授の説明を聞いていた生徒は、熱心に耳を傾けながらメモを取っていた。
体験授業が行われた学科は、言語・文化(日本語・日本文学)、同(英語・英米文化)、同(芸術表現)、史学・文化財、人間関係、国際経営、食物栄養学科、発酵食品、看護、短大食物栄養科、短大初等教育科。