別府市退職校長会の顕彰事業

ワンストップ一礼運動を
10年以上継続していることで
表彰状を受けた北部中学校生徒会㊤と
亀川小学校児童会㊦

 別府市退職校長会(河野三教会長)は令和6年度表彰状授与式を21日、別府市立山の手小学校、亀川小学校、北部中学校で挙行した。
 同会では、昭和55(1980)年から市内公立小・中学校の児童・生徒で、別府学を含む学芸、スポーツ、善行および児童・生徒会活動などで優秀な成績や顕著な活動のあった人や団体を顕彰している。
 ▽山の手小では午前10時45分、同校校長室で3年生に、河野会長が表彰状を授与した。受賞理由は、別府の魅力を「別府学」を柱にして広く伝える学習をしている。別府学の取り組みとして「住んでいる地域の魅力を伝えあおう」をテーマに、同校と日田市立石井小学校3年生とズームを活用してオンライン交流授業を行っている。また、地域や保護者に別府の魅力を自作の「別府かるた」を通して伝えた。
 続く2校はともに10年以上続く立ち止まって礼をする「ワンストップ一礼運動」が評価された。
 ▽北部中では午後3時、同校校長室で河野会長が「生徒会のワンストップ一礼運動は10年以上前から継続し、地域の皆さんの理解もあり、協力を得ていると聞いています。素晴らしい足跡を残してくれています」とあいさつ。元生徒会を代表して山本きらら前生徒会長(15)=3年生=、田中柚羽前副会長兼協議委員長(15)=3年生=が河野会長から表彰状などを受け取った。太田悟校長が「きちんと立ち止まって、相手に正対し相手に向いてあいさつをする。このことを続けてきて、定着しました」と謝辞を述べた。続いて、山本さんが「先輩たちから引き継いできたこの伝統を表彰してくださり、とても嬉しいです。これからも地域と密接に関わっていけるように、この伝統を大切にして日々意識していきたいと考えています」、田中さんが「一年間を通して、毎月のあいさつ運動に参加してくれる人も増え、この活動に広がりが見えていることにとても嬉しく感じています」と決意表明をした。
 ▽亀川小では午後3時30分、同校校長室では児童会の佐藤凛副児童会長(11)、福田紫織さん、宇喜田彩音さん、今井華菜さんが出席した。河野退職校長会長が「こちらのワンストップ一礼活動は、北部中学校と連携しながら行っており、地域の方と一緒に支えて、皆さんがその伝統を守っていることは素晴らしい」とあいさつし、佐藤凛児童会長に表彰状を手渡した。志賀貴代美校長が「亀川小学校は今年、150周年の記念の年。ワンストップ一礼は古田和喜先生のときから始まり、繋がっています。地域の方から『亀川の子からあいさつされエネルギーをもらいます』という声をいただきます。それを励みに子どもたちも続けてきています」、佐藤副児童会長が「このような賞をいただき、とても嬉しく思っています。これからもワンストップ一礼をがんばっていきます」と述べた。
 3校では授与式終了後、それぞれ記念撮影を行った。