別府市議会の予算決算特別委員会②

 別府市議会は、全議員で構成する予算決算特別委員会の個人質疑を12日午後1時、午前中の途中で休憩に入った、石田強氏(日本維新の会)から再開。安部一郎氏(自民新政会)、小野佳子氏(公明党)が執行部の考えを質した。
 石田氏は、入湯税超過課税の使途に要する経費について、内容を質問。牧宏爾観光課長が「フリーWiーFiの機器の全面更新やオーダーメイド旅行サイトの運営費。サイトは、昨年9月に暫定的にオープンし、約90件の相談がきている」などと答えた。石田氏は「独自の体験提供が大切だと思う。多言語もお願いしたい」と述べた。
 他にも、ICTを活用した情報発信、文化振興などについても質問した。
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 安部氏は、ONSENアカデミアについて「素晴らしい意見が出ているが、成果の市民への広報が十分ではないのでは」と質問。牧観光課長は「市報で特集を組んでお知らせし、別府旅など様々な機会で広報している」と答えた。
 また、商店街活性化に要する経費について「全商店街に声をかけ、ディスカッションした結果だと思うが、引き続き町の声を聞いてほしい」と要望。旧平尾邸管理運営、別府ツーリズムバレーなどについても質問した。
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 小野氏は、昨年の台風10号の被害による災害復旧について質問。塩出政弘農林水産課長は「農地197カ所、水路施設65カ所、林道施設34カ所が被災。国の激甚指定を受けて補助率が確定したため、詳細設計をし、可能なところから着工している。完全復旧にはある程度の期間が予想されるが、関係者と協力して1日でも早い復旧に努めたい」と答えた。
 他にも、住宅等耐震診断・耐震改修等、消防指令業務共同運用などについて質問した。