沿道は観客で大賑わい

本神輿渡御50年を迎えた本音會などが参加した「神輿の祭典」
第41普通科連隊の装甲車両も参加した
「湯けむり総パレード」

 第111回別府八湯温泉まつりの最終日として別府駅前通りイベントが6日午前11時から、行われた。
 「ふれあい踊り」では、豊秀会・秀精会・民謡別府会・別府太鼓連が会員の別府市民謡連合会が前半に「別府音頭」「温泉おどり」「別府ばやし」、後半は「別府音頭」「ヤッチキ」に合わせて、別府商工会議所女性会など8団体約230人が踊った。ふれあい踊りは、休憩をはさんで前後半に分かれており、歩道で見ていた市民や観光客などが飛び込み参加をした。
 JR別府駅前会場でのオープニングセレモニーの前に、櫓に長野恭紘別府市長が登り、ゲストとしてスイス出身のNHKのど自慢チャンピオン大会2025でグランドチャンピオンに輝いた莉乃(本名ラファエル・リノ・セン)さんを紹介。莉乃さんが登壇し「川の流れのように」を熱唱し、会場を盛り上げた。続いて、海門寺公園で立花家史料館公式キャラクター「立花宗茂と誾千代姫」歴史演武を披露した立花宗茂と誾千代姫、その家臣の鉄砲隊が登場し、宗茂公の号令で鉄砲隊が戦の始まりを告げる一斉射撃を行い、周囲に轟音が響いた。
 オープニングセレモニーでは長野別府市長が「別府八湯温泉まつり、最終日です。昨年度は別府市制100周年でした。別府市制は101年目に入ります。昨年のまつりは盛大でした。毎年、派手になるのが別府市です。皆さん、別府市制101年目、111回目の別府八湯温泉まつりを、総力を挙げて楽しみましょう」とあいさつ。
 続いて、権藤和雄実行委員長が「別府湯のまちよさこらさいさい。山は富士、海は瀬戸内、湯は別府。ただいまより、第111回別府八湯温泉まつり湯けむり総パレード開幕します!」と高々に宣言し、湯けむり総パレードが開始した。
 パレード(午後1時)は、大分県立別府翔青高校吹奏楽部のマーチング、来賓、八湯代表、ミス別府、別府市議会、別府駐屯地第41普通科連隊など40団体約千人が参加した。
 神輿の祭典(午後2時)では、本音會が八幡朝見神社本神輿一の宮、別府商工会議所青年部が朝見神社本神輿二の宮、市連合青年団などが朝見神社本神輿三の宮を「ソイヤ、ソイヤ」と気勢を上げながら神輿を担いだ。当日は朝見神社本神輿渡御50年の節目。平素より本音會と交流のある江戸消防記念会の山口新次郎専務理事、靖国神社総代会の嶋崎秀彦氏らが東京より来別、ステージ激励した。このあと、本音會の湊祐之會長が木遣り3本締めの発声をした。
 湯ぶっかけまつり(午後3時)では、八湯の温泉211㌧を用意し、33団体約800人が参加し、歩道にいた来場者にも湯がかけられ、びしょ濡れになった。