競輪とオートレースの補助事業

別府競輪場で
補助事業交付式が行われた

 公益社団法人JKAは13日午前11時、2025年度競輪とオートレースの補助事業交付式を別府競輪場で開催した。
 JKAは、競輪振興と小型自動車競走振興を行う法人。補助事業は、地方自治体が主催する競輪・オートレースの売上の一部を、地域に貢献・支援するための事業を行っている。今年度は、1886件の要望が出され、機械振興に558件、公益事業振興に387件の計945件、87億458万2千円が採択された。大分県内では、太陽の家、一燈園、大分福祉会、大分県産業科学技術センター、大分工業高等専門学校電気電子工学科、おおいたスポーツマネジメントの開発事業や福祉車両整備などが採択された。
 長谷川雅浩JKA常務理事が「多くの中から選ばれたので、有効かつ適正に活用し、社会課題の解決に努めてもらいたい」とあいさつ。長野恭紘別府市長は「競輪もオートレースも地域経済の発展に寄与してきたことは言うまでもありません。競輪の売上が地域の活力につながっています。事業者や市民に還元できる好循環を作っていきたい」とそれぞれあいさつ。
 長谷川常務理事が交付団体に「補助金交付決定通知」を手渡した。交付団体を代表して、太陽の家が取り組みについてプレゼンテーションをした。
 また、この日は競輪、オートレースの選手も出席。日本競輪選手会大分支部の阿部将大選手が「小学生の時の野球のコーチが競輪ファンで、すすめられて競輪選手を目指しました。レースに参加することで売上の一部が皆さんのお役に立てていることをうれしく思います。業界を盛り上げられるように貢献していきたい」。全日本オートレース選手会西日本支部の中村杏介選手も「勝負の世界で活躍できる仕事がいいなと思ってオートレース選手を目指しました。補助金を通して売上が社会貢献できていることは、光栄です。これからも気持ちを込めて走りたい」述べた。
 引き続き、特設ステージで阿部選手と中村選手によるトークショーも行われた。