手作りの試作品づくり

天間でとれた芋こんにゃくを使って
こんにゃくづくりを試作

 朝日大平山ひとまもり・まちまもり協議会(伊藤敏幸会長)が地域資源をいかしたウェルネスの活動として取り組んでいる「天間こんにゃくプロジェクト」で、天間でとれた芋こんにゃくを使って、このほど、天間公民館でこんにゃくづくりの試作を行った。
 天間地区には、昔からこんにゃく作りが行われている。各家庭で地域の伝統として作られているが、各自の感覚に頼るところが大きく、継承が難しい一面があるが、村上光男ふれあい交流部長をリーダーに、天間こんにゃくを通じて様々な交流や地域活性化、新たな地域づくりに取り組んでいる。
 昨年の畑づくりからスタートしたプロジェクトは、芋こんにゃくを収穫するところまできた。
 10人ほどが公民館に集まった。芋こんにゃくをしっかり洗い、芽のまわりはアクが出やすく味に影響するため、取り除くなどていねいに準備。皮を全部むいたものと少し残したもの、生の芋こんにゃくをミキサーにかけてペースト状にしてから火にかけたものと、芋こんにゃくを茹ででからミキサーでつぶすものなど、いろいろなやり方をしてみた。皮を少し残すと、灰色っぽくなった。なめらかになるまで、力強く根気よく混ぜ続けた。
 なめらかになると、バットに入れて冷やしたら、適当な大きなに切ってゆでで出来上がり。完成した出来立てこんにゃくをみんなで試食。自宅にも持ち帰って多くの人の意見を聞きながら試作を重ねる。