
考えなどを説明した
別府市は、第4回「みんなで話そう別府市政フォーラム~日本一幸せを実感できるまちを目指して~」を16日午後6時半、ビーコンプラザで開催した。約300人が参加。
長野恭紘別府市長をはじめ、事業を担当する職員が別府市の施策について直接説明をするもの。
今回は、上下水道料金、こもれびパーク新図書館の建設、別府ウェルネス産後ケアZUTTO、湯けむりライドシェアGLOBALについてそれぞれ説明があった。上下水道料金は4月から値上がりをしており南海トラフ巨大地震に備え、老朽化した管などの耐震化を10年ほどで行うため、多くの財源が必要であり、安全安心のための値上げであることを説明し、理解を求めた。
新図書館等複合施設は別府公園文化ゾーンに現在建設中で、だんだんと外観が見えてきた。3つのコモンズ(共有の場所)で構成され、本を読むことはもちろん、みんなで協議したり交流したり音楽を楽しんだりお茶をしたりと、多様な人が交流し社会課題の解決などにも繋がるような仕組みづくりをしたい考えを示した。
別府ウェルネス産後ケアZUTTOは、生後1歳未満の赤ちゃんとお母さんが市内ホテルに宿泊し、相談をしたり子どもを預けてゆっくり食事をしたり、リラクゼーションを体験したりする事業で、令和6年度は80組の応募があり、40組が利用した。令和7年度は300組に拡大して行うことを説明した。
湯けむりライドシェアGLOBALは、急増する外国人観光客対応のアプリを使ったライドシェア。外国人旅行者が多く利用する一部路線では、市民がバスやタクシーに乗れないケースもあるため、ドライバーとして登録した一般の人が有償で客を乗せることで、通常のタクシーを市民が利用しやすくなることが期待されていることなどを話した。
参加者からは「現在、図書館の利用率が低い。新しい図書館でどれくらい伸びるのか」「産後ケアだけでなく、在宅介護をしている人が休めるような政策は考えているか」などの質問が出た。
市側からは「現在の登録は約3万人で、新しい図書館では約倍を目標としている」「どこからやるか。財源なき政策はできないので、検討していきたい」などと答えた。