別府史談会の令和7年度総会

約40人が出席した別府史談会の総会

 別府史談会(友永植会長)の総会および記念講演会が20日午前9時40分、別府市中央公民館講座室で開催し、約40人が出席した。
 友永会長が「昨年も皆さんのご協力で、無事にすべての行事を行うことができました。3月に機関誌『別府史談』が発刊されました。今年度はさまざまな活動を行いながら、皆さん方に楽しんでいただけるような催しを考えていこうと思います。記念講演は、前別府大学の浅野先生にしていただきます。昨年の大河ドラマ『光る君へ』の余韻が残っていると思います」とあいさつ。
 会員の岡部光瑞さんを議長に議事を進行した。
 令和6年度の事業報告、決算、監査報告があり、出席者は拍手で承認された。令和7年度の事業計画として▽総会及び記念講演会、同日、同所▽市内史跡探訪会、5月31日、明礬▽市外史跡探訪会、11月ごろ▽秋季講演会、11月ごろ▽別府史談第39号発刊、来年3月中旬ごろ▽春季会員研究発表会、来年3月中旬ごろ―の6案、同年度予算の計画を発表し、出席者は拍手で承認した。
 新監事の役員改選があり、伊津野孝さんが就任した。任期は今年度。
 「別府史談」の原稿依頼などについての事務連絡があり総会が終了した。記念講演会が開催され、「平安時代の女流作家と九州―紫式部と式子内親王を中心に―」をテーマに元別府大学文学部教授の浅野則子氏が講師を務めた。また、観海禅寺に存在するという後白河法皇の第三皇女で和歌の名手・式子内親王の墓についても開設を加えた。質疑応答後、友永会長が謝辞を述べた。