別府警察署は9日、特殊詐欺(架空料金請求詐欺)の被害を発表した。
市内在住の70歳代女性は7日、自宅のパソコンでインターネットサイトを閲覧中、突然、警告音とともに、画面に「警告」の文字とサポートセンターの電話番号として「050」から始まる11桁の電話番号が表示された。女性は、その電話番号に電話したところ、片言の日本語を話す男から「セキュリティに入る必要があり、それには遠視マネーカードが必要」などと言われた。その話を信じた女性は、男の指示に従い、2回にわたり、コンビニで購入した電子マネーカードの利用番号をパソコンに入力し、合計13万円分の利用権をだまし取られる被害に遭った。
女性は最初、コンビニで電子マネーカードを6万円分購入し、自宅のパソコンで利用番号を入力したところ、入力ミスがあったと言われた。女性は次に7万円分を購入し入力したが、再度、入力ミスがあったと言われ、また購入し入力をするよう言われた。支払う現金がなくなったため、親戚に相談。その親戚から詐欺の疑いを言われたため、別府署に相談し被害が判明した。
同署は「電子マネーカードでの支払い要求は、詐欺を疑い、利用番号を教える前に、家族や警察に相談してください」と呼びかけている。