
明豊中学校2年生の平石咲花さんⓒ脇屋伸光
第25回記念別府アルゲリッチ音楽祭の「大分県出身若手演奏家コンサート」が10日午後2時、ビーコンプラザ国際会議室で開催し、市内外から291人が訪れた。
大分県立芸術文化短期大学推薦枠の松本明衣さん(ピアノ)の「ピアノ・ソナタ第3楽章『コラールと変奏』」(デュティユー)で幕開け。2人目も同推薦枠の日野浦爽さん(ソプラノ)と髙橋依杏さん(ピアノ)が「わらい」(中田喜直)「最後の陶酔」(レスピーギ)「歌劇《アンナ・ボレーナ》より『私の生まれたあのお城』」(ドニゼッティ)、別府市出身で明豊中2年生の平石咲花さん(ピアノ)が「12の練習曲op・10―1ハ長調」(ショパン)・「ビアノ・ソナタ ヘ短調第1番op・1」(プロコフィエフ)、清原百合乃さん(バイオリン)と小野理恵さん(ピアノ)が「カルメン幻想曲」(ワックスマン)、西田あおばさん(フルート)と島田ゆずさん(ピアノ)が「フルート協奏曲第1番op・45」(アーノルド)、(公財)アルゲリッチ芸術振興財団賞受賞の安藤りこさん(ピアノ)が「バラード第4番ヘ短調op・52」(ショパン)、松本華子さん(バイオリン)と百瀬功汰さん(ピアノ)が「ピアノとバイオリンのためのソナタ イ長調FWV8より第1楽章、第2楽章」(フランク)をそれぞれが演奏し、1曲終わるごとに大きな拍手が贈られた。
最後に、出演者全員で「瀧廉太郎:花」を歌唱して締めくくった。
国東市の男性は「別府アルゲリッチ音楽祭の開幕を告げるこのコンサートへ聴きに来たいと思っていた。今回初めて願いが叶った。若手演奏家の皆さんが確実に育って来ていることを感じ頼もしく思った」
別府市の女性は「若い力を精いっぱい感じました」
別の同市の女性は「このコンサートをいつまでも継続してほしい」
同市の児童は「とてもうまい人たちがいて、迫力があり、よい勉強になりました」とそれぞれ感想を述べている。