
別府市教育委員会は、令和7年度「子育て応援講座」と地域教育力活性化事業家庭教育支援部会第1回「みんなでべっぷ子育てLabo」の開講式を16日午前10時、市公会堂で開催した。約20人が参加。
子育て世代の保護者や子どもたちの活動に関わる人が、課題解決のための学習機会とするとともに、PTA活動や地域におけるリーダーの育成、子どもたちの豊かな育ちにつながることを目指している。
矢野義知教育部長が「3月に第3期別府市教育大綱を策定しました。国際観光文化都市として、別府らしさを念頭に人、子育てとまちづくりを中心とした基本理念と目指す人間像として位置づけ、未来を生きる子どもたちが夢を持てる別府を目指していきます。子育てに励む皆さんを支援し地域全体での子育てを実現し、子どもたちの豊かな成長につながることを願っています」とあいさつ。来賓の阿部万寿夫副市長が祝辞を述べた。
モンテッソーリ講師で共育コンシェルジュの吉田由花さんが「がんばるママとパパに贈る“自分らしい子育て”の見つけ方」と題して講演した。モンテッソーリ教育は、イタリアの医師で教育家だったマリア・モンテッソーリによって考案された子どもの自発的な学びと成功をサポートする教育法。
吉田さんは「大人ですら答えが分からない時代。不測の事態に対応できる力を育てていかなければいけません。表面的な結果を見がちですが、我が子自身を見る事を大切にしていかないといけない。子育てに正解はなく、共に育つ家庭共育をしてほしい」などと話した。