
大分県人権擁護委員連合会の総会
大分県人権養護委員連合会(石井久子会長)は令和7年度総会を23日午後1時30分、別府亀の井ホテルで開催し、県下から122人が出席した。
石井会長が「皆さんには、人権啓発、人権相談など幅広い活動に尽力していただき、感謝申し上げます。今年は戦後80年ですが、人権擁護の制度は憲法に定められた人権運動として昭和23年に定められた制度であり、今年で77年目を迎えます」とし、世界では人権に逆行する動きもあることにふれたあいさつをした。
法務省人権擁護局長感謝状、全国人権養護委員連合会長表彰が贈呈され、被表彰者を代表して畔津憲一さんが謝辞を述べた。
来賓の山本勝紀大分県生活環境部審議監兼人権尊重・部落差別解消推進課長(県知事代理)、岡部純子大分地方裁判所・家庭裁判所長、児玉陽介大分地方検察庁検事正、中山陽介大分県弁護士会副会長(会長代理)、中野隆生大分地方法務局長が祝辞を述べた。
石井会長を議長に議事に入り、令和6年度会務、収支決算、監査が報告され拍手で承認。令和7年度の事業(行事)として▽第1回県連こども人権委員会▽県人権啓発活動ネットワーク協議会―など毎月の事業計画や予算が提案され、拍手で承認された。
役員改選があり、第2回理事会を経て、石井会長が再任、副会長に嶋田義明さん(中津)、安藤啓志さん(竹田)、小野昌俊さん(宇佐)が新任した。
総会終了後、委員研修会として、フリーアナウンサーで人権擁護委員の松本久美子さんが講師を務め、「コンプライアンス社会を生きる~人権とハラスメント~」をテーマに行った。