第73回県高校総体への展望①

 第73回大分県高等学校総合体育大会が5月31日から6月2日まで。県下54校が出場。男子、女子合わせて6485人の高校生が参加。全34競技で熱戦が繰り広げられる。
 本日から「市内4校の校長に聞く」と題して県総体展望をインタビューした。

大分県立別府翔青高等学校  校長 小幡 英二さん

小幡 英二校長

①大分県高校総体が開催されています。大会に向けた抱負をお聞かせください。
 別府翔青高校からは206名の生徒たちが、日頃の練習の成果を胸に、この大きな舞台に挑みます。
 スポーツは、勝ち負けだけでなく、仲間と力を合わせること、困難に立ち向かう勇気、相手を思いやる心など、人として大切な多くのことを教えてくれます。それは、様々な分野の学びに触れるように、生徒たちの視野を広げ、心を豊かにしてくれる貴重な経験です。生徒たちには、この大会を通じて、競技の技術だけでなく、人としての深みを増し、しなやかな心を育んでほしいと願っています。
 皆様の温かいご声援が、生徒たちの背中を押し、彼らの持つ可能性を大きく花開かせる力となります。別府翔青のひたむきな挑戦と成長の姿に、どうぞご期待ください。

②これまでの取り組みの中で、特にご苦労された点をお聞かせください。
 昨年は多数の競技で九州大会や全国大会に出場し、飛び込みやフェンシング、ヨットの各競技は世界大会にも出場しました。
 また、自転車競技では全国高校選抜大会で現3年生の小岩虎之介君が日本一に輝きました。全校生徒には、結果はもちろん大切ですが、そこに勇気をもってチャレンジすることに意味があることを伝えてきました。大会本番に向けてまでのプロセスには、ひとり一人のストーリーがあり、そこを深い学びにつなげてほしいと言ってきたところです。それが本校で取り組んでいる探究的手法を取り入れた「翔青クエスト」につながります。

③貴校として、大会で上位を目標にしている、もしくは今後見据えて強化、期待されている競技(種目)をお聞かせください。
 自転車競技、ヨット(男女)、水泳(競泳)、フェンシング(男女)、テニス、ライフル射撃、アーチェリーなど。