
バケツ稲づくりセットが贈呈された
べっぷ日出農業協同組合=JAべっぷ日出=(佐藤隆博代表理事組合長)は26日午前10時20分、別府市立山の手小学校(川原強史校長)を訪ねて、バケツ稲づくりセット96セットを寄贈した。今年も、別府市内8小学校、日出町内2小学校に計680セットを配布した。
食育の推進、農業体験を通じた担い手の育成が目的。田んぼ代わりのバケツに米の稲を植えて、秋に収穫を行う。山の手小学校では、総合的な学習の時間の一環として行う。
同小学校から淵義徳教頭、5年生88人を代表して戸次穂夏さん(10)、佐藤美咲さん(10)、吉田乃理さん(10)、JAから佐藤代表理事組合長、平野慎一指導経済部営農企画経済課係長、安部科子総務部企画総務課主任が出席した。
児童にバケツ稲づくりセットを手渡した佐藤代表理事組合長は「本来であれば、泥んこの田んぼに植える田植えをして、秋に稲を収穫していただければいいのですが、なかなかそのような機会がないため、バケツ稲づくりセットを持ってきました。一人ひとり大事に育ててください。お米のありがたさを分かってもらえればと思います」とあいさつ。
戸次さんは「みんなが美味しく食べられるように、育てていきたいです」。
佐藤さんは「みんなで協力して美味しいお米を作っていきます」。
吉田さんは「頑張って育てようと思います」。
淵教頭は「5年生の総合的な学習の時間で産業や農業を学びます。なかなか別府市の学校の近くに、稲を作っている場所がなくなりました。すべて分かる訳ではありませんが、稲が成長していく様子、花が咲く様子、そして収穫する機会を与えていただき、ありがとうございます」とそれぞれ謝辞を述べた。