別府市はこのほど、2019年度年末年始(12月28日~1月5日)の入込調査結果の速報値を発表した。
今年度は、12月28日や1月4日が土曜日だったこともあり、長い人で9連休の休暇となったことや比較的暖かくて天候にも恵まれたため、観光施設の入場者数は大幅に増え、宿泊客も前年比で上回るなど、好調に推移した。
観光施設の調査対象は10施設。入場客数は22万6057人で、前年同期と比べて16・9%増加した。
交通機関は、高速道路の別府ICでの降車数は7万3200台で、前年同期比5・5%増加。船舶は、降者数1万927人(前年同期比7・4%増)、降車数3849台(同3・6%増)。大分空港では、降客数は2万9988人(同5・1%減)だった。飛行機は、国際線の運休の影響で前年を下回ったものの、国内線だけをみれば、増便などもあって増加している。
宿泊者数(32施設)では、6万2016人と前年同期比2%増加した。地域別では、北浜・中央地区が2万4655人(同0・5%減)と最も多く、観海寺・堀田地区2万2263人(同6%増)、鉄輪・明礬地区5175人(同6・2%減)、その他の地区は9923人(同4・4%増)だった。好調に推移する一方で、ホテル関係者からは「直前に予約をする人が多い」「外国人観光客が減少した」との課題もあげられた。