トカラ列島近海地震は1500回

 福岡管区気象台は「令和7年6月21日からのトカラ列島近海(小宝島付近)の地震活動について第14号」を6日午後4時45分、発表した。
 同日午後2時1分、M(マグニチュード)4・9の地震、同2時7分にM5・5の地震が発生し、鹿児島県十島村で最大震度5強(速報値)を観測した。
 防災上の留意事項として▽活発な地震活動が継続中▽当分の間、最大震度6弱程度の揺れに注意▽家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意!▽身の安全の確保をし、安全な場所から離れない―を挙げている。
 地震活動の概況として、6日午後3時の時点、最大震度1以上を観測した地震(有感地震)は1500回。最大震度6弱が1回、震度5強が3回、震度5弱が3回、震度4が34回、震度3が110回、震度2を369回、震度1を980回。これまでの最大震度の地震は3日午後4時13分ごろに発生したM5・5の震度6弱を鹿児島県十島村(悪石島)で観測。最大規模の地震は2日午後3時26分に発生したM5・6の地震で、同村(小宝島)で震度5弱を観測した。