日出町とENEOSリニューアブル・エナジー

風力発電所開設に伴って
包括連携協定を結んだ

 日出町は8日午後4時、町役場でENEOSリニューアブル・エナジー株式会社(竹内一弘代表取締役社長)と包括連携協定の締結式を行った。
 同社は、杵築市山香町に風力発電の風車2基を設置し、日出町に変電所を設置。「大分別府湾風力発電所」として4月から運用を開始している。発電出力規模合計は約7480kWで、一般家庭の約5600世帯分の年間消費電力に相当する。発電所施設がある杵築市と日出町に対し、連携協定を結んで地域貢献をしながら地域と共生した風力発電所の運営に努める。
 協定内容は、▽地域の伝統芸能・文化の保存及び活性化▽地域の児童生徒の学習・環境教育・人材育成▽地域の安全・安心の確保や災害時の支援▽カーボンニュートラルの促進▽タウンプロモーション等、その他町政振興、に関することを行う。具体的には、ランドセル購入費の補助や学習コンテンツ付ノートの無償提供、企業版ふるさと納税などを行う。
 安部徹也町長と竹内社長が協定書に署名した。安部町長は「日出町は昨年12月にゼロカーボンシティに挑戦することを表明しました。地域の一員として、地域を大事している姿勢に感銘を受ける。地域活性化や安全安心にも連携して取り組みたい」。
 竹内社長は「協定を機会に、地域のニーズを聞きながら、地域と共生できるようにしていきたい」とそれぞれあいさつした。
 同社は、この日、杵築市とも連携協定を締結した。