
去る5月13日に100歳の誕生日を迎えた大野サチさんを祝うため、現在入所しているサンヘルスペア一燈園を11日午後2時、田辺裕別府市市民福祉部長が訪問した。
表彰状とお祝い金を読み上げ、甥の毛利克巳さん(79)=大分市在住=に手渡した。花束は宮森英次一燈園施設長が、体調が優れずベットで横になっている大野さんの脇に。
大野さんは、直入郡竹田町(現在の竹田市)鬼ケ城出身。直入郡地方事務所(今の竹田市役所に当たる)に就職し、昭和23年4月に結婚を機に退職。30年代に別府に。趣味は和裁や茶道。特に茶道は裏千家の師範として、自宅に茶室を構え、近所の人にも教えていた。
子ども1人、孫2人、曾孫2人。長寿の秘訣は食事をしっかり食べること。
甥の毛利さんは「優しい叔母さんです。教育熱心で、子どもに愛情を注いでいました」と話していた。
市内の100歳以上の高齢者は11日の時点、女性102人、男性10人の計112人。市内の最高齢者は107歳。