
「レベル」を覗く子どもたち
一般社団法人日本建設業連合会(宮本洋会長)は、「けんせつ探検隊2025」を19日午後1時半、別府市立新図書館の工事現場で行った。大分県での開催は初めてで、県内から6組14人の親子が参加した。
工事現場を見学したり、現場が工夫を凝らした「お仕事体験」をすることで、建設業を知ってもらい、興味を持ってもらうのが目的。
別府市立新図書館外新築工事は、別府公園文化ゾーンに建設中で、施工は奥村・幸建設工事共同企業体。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)で、地上3階建て。屋根は竹細工を模した八つ目編み架構で、外壁には本物の竹を組んだ上にコンクリートをぬり、竹の模様を浮き立たせるなど別府ならではのデザインや施工になっている。
小川久美子日本建設連合会総合調整グループ参事が「普段なかなか見ることができない、図書館をつくっている現場を見てもらいます。安全に楽しんでください」とあいさつ。建設業の仕事や図書館工事の概要などを説明した。
引き続き、お仕事体験として工事現場で使うローラーやバックホーなどの車両に乗ってみたり、高所作業車で高い位置から現場を見た。室内では、水平や高さを測る「レベル」を覗いて、遠くにある鬼のパネルの高さなどを計測したり、建設が始まった当初の様子をVRで見たりした。子どもたちは、積極的に質問をしたり、楽しみながら学んだ。