蔚山大看護学科の学生

ストレッチ体操を体験した
ウルサン大学看護学科の学生

 韓国・ウルサン(蔚山)広域市にあるウルサン大学の学生が16日、別府市中島町の畑病院(畑洋一理事長)を施設見学した。同大学は2017年に大分県立看護科学大学と国際交流協定(MOU)を締結している。畑病院の甲斐仁美看護部長が看護科学大の教員だった縁で、この日の施設見学となった。
 ウルサン大看護学科学生8人は14日、福岡空港着。15日に看護科学大で歓迎セレモニーが開かれている。
 畑病院では4、5階の介護老人保健施設をスタートして、畑病院が運営するデイサービスセンターふれあい、サービス付き高齢者住宅の3カ所を見学。通訳の言葉を聞きながら熱心にメモを取ったり、デイサービスセンターでは利用者がやるストレッチ体操を体験するなどした。最後に意見交換をして学生から「高齢者住宅には保険がきくのですか」などの質問が出ていた。
 女子学生のキム・チェオンさん(23)は「絵を描いたり、ストレッチ体操をやったり、日本のお年寄りはとても元気なのが印象的でした」と感想を話した。
 施設見学に看護科学大の桑野紀子教授と学生2人も同行した。一行はこの後、大分市保健所へと向かった。17日は三愛メディカルセンターを見学して18日に帰国した。