稲荷神社参道よみがえる

稲荷神社の参道に立つ
ジェイテックの阿部清治社長

 八幡朝見神社境内にある稲荷神社の参道が昨年9月の台風10号で被害を受けた。そのため大分市三佐のジェイテック(阿部清治社長)が参道整備工事を奉納。18日、完成を祝う神事が行われた。
 阿部社長は別府の出身で、生まれたときから朝見神社に親しんできた。稲荷神社の参道が台風の被害を受けたと知り、奉納したいと申し出て、神社側も快く受け入れた。今年5月から6月中旬まで1カ月にわたる整備工事で長さ約25メートル、幅約1・5メートル、臼杵石を敷きつめた立派な参道がよみがえった。
 本殿で神事があり、神官が祝詞をあげた。神日出男宮司が、阿部氏と昨年、稲荷神社の鳥居を阿部氏とともに新設・奉納したちはらコーポレーションの赤嶺リサ社長に感謝状を手渡した。
 阿部、赤嶺両氏は「神社はこの先、200年、300年と続くもの。奉納できて嬉しい」と話していた。