
別府市南荘園の住宅型有料老人ホーム「エクラシア偕楽園」に入居している、河野豊子さんが7月10日に100歳の誕生日を迎え、8月1日午後2時45分、長野恭紘別府市長がお祝いに訪れた。
河野さんは別府市朝見の出身。別府高等女学校を卒業後、洋裁学校で2年間学び、百貨店の洋裁部で働くなどした。公務員の夫と結婚してからは専業主婦として家庭を支えた。また、ボランティアで地域の見守り活動や民生委員もしていた。裁縫やパッチワークが趣味で、現在はテレビを見たり、職員と話をするのが楽しみだという。長寿の秘訣を聞くと「洋裁かな」と笑顔で話した。子ども1人、孫1人に恵まれた。
長野市長は表彰状とお祝い金などを手渡して「おめでとうございます。裁縫が得意だと聞いています。これからもずっとお元気でいてください」と声をかけた。偕楽園の三浦広爲理事長は「7年前に入居されました。それまで、家庭を守り、様々な活動をしていたと聞きます。職員にとっても誇りです」とお祝いの言葉を述べた。
市内の100歳以上は、117人(女性107人、男性10人)となった。