新たな視点で魅力向上を

7月1日付で副町長に就任した。
大分県での勤務は初めてだが、独立行政法人国際交流基金上級審議役の時に、国の機関の地方移転の話があり、担当者として別府市を何度も訪れており、日出町についても知っていたという。
「住みやすい町だと聞いていましたし、いろいろ出来そうだなと思いました。町長とも直接お会いして、『まちを良くしたい』という取り組みをしている様子を見て、やり甲斐があると思い、決断しました」と話す。
3月に文部科学省を退職したばかり。「国とのパイプ役が役割の1つだと思っていますが、いろんなパイプを作っていきたい。町長を補佐し、地域の課題解決、組織の活性化などができれば」と意気込みをみせる。
「時代は変わっています。ニーズに応えるためには、今までにない視点を取り入れることで、町の魅力が向上すると思います」
「日出町は、山があり、海もあって、食べ物が美味しいし、人もよい。温かく迎えてもらって、すごくありがたいです」と笑顔をみせる。
兵庫県出身で、上智大学卒。昭和62年に文科省に入省。入省後、米国ピッツバーグ大学大学院で修士号を取得した。スポーツ局学校健康教育課長や高等教育局私学行政課長、同局主任視学官などを歴任。千葉県や長崎県でも勤務経験も。
「幅広く経験しました。教員免許の更新制度をつくる時に携わり、廃止する時も直接ではありませんが関わりました。教員の研修やメンタルヘルスなどにも携わりました」と振り返る。
就任式では「課題は現場にありますが、現場だけの視点では限界がある。フラットに議論して、回りの力を借り、連携をどうつくっていくかが大切。一緒に働いてくれる人を増やす取り組みをしたい」と職員に話をした。
趣味は、読書や旅行、音楽鑑賞。家族は、妻と一男一女で、日出町で単身赴任。