
亀川夏まつり会場

「二つ拍子」などを踊った
「第37回亀川夏まつり」(亀川夏まつり協会主催)が2日午後5時、亀川漁港周辺で開催され、3・5万人の人出で賑わった。
今年のまつりのテーマは「亀動力(きどうりょく)~亀川を動かそう~」。
オープニングは、ひめやま幼稚園鼓笛隊、市立北部中学校のブラスバンド、立命館アジア太平洋大学の和太鼓「楽」、陸上自衛隊音楽部が演奏し、会場を大いに盛り上げた。
夏まつりセレモニーで梅木政喜同協会副会長が「今年も別府競輪場の多大なご協力を得て、開催となりました。この祭りを支えてくれている人は、競輪場のほかにも多くの企業、個人など約100社を超える方々に協賛をいただきました。以前よりも増して、大きなまつりとなってきました。『亀動力』をテーマに実行委員会一同、一丸となって行動してきました。暑いので、海辺の涼を楽しんでください」。
来賓の長野恭紘別府市観光協会長(別府市長)は「今年のテーマの『亀動力』は、まさに亀川の皆さんの総力を結集して、底力を発揮していただいての素晴らしいまつりが実行できます。亀川と言えば地踊り。審査委員の一人として、公正公平な目で採点をさせていただきます。この暑い夜を吹っ飛ばすような気合のこもった迫力のこもった踊りを皆さんで披露してください。大花火を目の前で見て、素晴らしい一夜の思い出にしてください」とそれぞれあいさつした。その後、来賓の安部一郎別府市議会副議長(議長代理)、岩屋毅外務大臣(衆議院議員)秘書の江上純也さん、嶋幸一大分県議会議長、加藤信康、谷口和美両市議らが紹介された。
納涼地踊り大会では、亀川浜田町地踊り保存会、内竈地踊り保存会、別府競輪、大分みらい信用金庫、別府医療センターなど13団体約420人が参加。亀川地踊り保存会による独特の口説きの節回しで「二つ拍子」「三つ拍子」「左衛門」「六調子」の4曲を唄い、太鼓の音が響いた。4曲終了後、熱中症対策に水分補給のために休憩し、その後、納涼地踊り大会後半が行われた。
花火大会では、音楽に合わせてスターマイン、単発、大仕掛けなど5千発が夜空を彩った。模擬店やキッチンカーも多く出店され、焼き鳥、たこ焼き、かき氷、フライドポテト、鮎の塩焼きなどの屋台が出て、参加者は屋台の味を楽しんだ。
地踊り大会の各賞は、次のとおり。
▽別府市長賞=溝部学園▽地踊り大賞=古市地踊り会▽まつり協会会長賞=浜田町地踊り保存会▽敢闘賞=亀川小学校PTA▽審査員特別賞=別府医療センター